DJまほうつかい(西島大介)とインディSF映画の胎動〜『異類婚のエスノグラフィー』上映会〜
8月26日(土)、第56回日本SF大会「ドンブラコンLL」で、脚本を執筆した短編『異類婚のエスノグラフィー』の上映を行います。上映終了後には、監督のワタナベカズキさん、音楽の西島大介(DJまほうつかい)さんとのトークもありますので、ぜひご覧ください。
DJまほうつかい(西島大介)とインディSF映画の胎動〜『異類婚のエスノグラフィー』上映会〜|第56回日本SF大会 ドンブラコンLL
SF作家でありマンガ家の西島大介が音楽家「DJまほうつかい」名義で映画音楽と主題歌を担当した映画作品2作品を上映。映像制作集団「Shifter」より『異類婚のエスノグラフィー』ワタナベカズキ(監督)と佐々木友輔(脚本・批評家)を迎え、SF表現についてのトークも行う。同時上映は『レイニー&アイロニーの少女コレクション』
「生きるためのテレビ~あした、会社に行きたくない~」再放送
今年3月に放送された「生きるためのテレビ~あした、会社に行きたくない~」の再放送があります。私はダンス映像の撮影をしました。振り付け・ダンスはハラサオリさん。ディレクターは後藤怜亜さん。音楽・作曲は田中文久さん、歌は角銅真実さんです。
8/22(火)20:00~
8/29(火)13:05~
Eテレ全国放送
http://www.nhk.or.jp/heart-n…/…/calendar/program/index.html
以下のページでダンス動画の視聴ができます。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/mukiau/
「生きるためのテレビ」ディレクターの後藤怜亜さんは、8月31日(木)午後10時から放送の「#8月31日の夜に。」も準備中とのこと。こちらもぜひご覧ください。
佐藤洋一+佐々木友輔「場所の経験を記録する──映画と都市のイメージ」
10+1のウェブサイトに、佐藤洋一さんとの対談が掲載されました。この夏に予定している3度目の沖縄撮影に向けて、これまでの制作活動を見つめ直すとても良い機会になりました。
佐藤さんの著作『地図物語シリーズ』や『米軍が見た東京1945秋──終わりの風景、はじまりの風景』』も非常に面白いので、ぜひこの対談と合わせてお読みいただきたいです。
同対談は特集「トポグラフィの生成と言説」の一環として実施されました。他の2本の論考は以下から読むことができます。
トポグラフィの生成と言説
写真や映画は、発明以来さまざまな風景のイメージを描き出してきました。場所や空間の見方を規定するトポグラフィ(=場所を描く視覚表象)はどのように変化し、語られてきたのでしょうか。本特集では、佐藤守弘氏と榑沼範久氏の論考のほか、都市形成史研究の佐藤洋一氏と、「場所映画」を提唱する映像作家の佐々木友輔氏による対談を掲載。美学・芸術学や、工学、作品制作の知見から、場所、風景、空間と人間のかかわりを考えます。
清水増夫氏インタビュー「文化のための映画制作支援──鳥取から、地域と映画の理想的関係を考える」
にんげん研究大発表会2017
鳥取県湯梨浜町の滞在複合スペース「たみ」を拠点として活動している、にんげん研究会(通称にんけん)の発表会があります。
わたしは8月5日(土)15:45からの2ndセッション「メディア/市民/制度」に参加します。登壇者はアートマネジメントを専門とする五島朋子先生と、「たみ」の蛇谷りえさん。「一人一人のにんげんが、演劇・映像・場所などのメディアを通じた社会との関わりや、制度について考える」場になるとのこと。
鳥取近辺にお住いの方は、ぜひご予約・ご参加ください。
ningenkenkyuukai.hatenablog.com
トポフィル新刊『人間から遠く離れて──ザック・スナイダーと21世紀映画の旅』
トポフィル5冊目の書籍が刊行されます。『300〈スリーハンドレッド〉』『ウォッチメン』『エンジェル ウォーズ』『バットマンvsスーパーマン』など、数多くの問題作を世に送り出してきた異形の映画監督、ザック・スナイダーを中心に据えた、21世紀ハリウッド映画論です。
わたしの知る限り、ザック・スナイダーの仕事を総合的に追い、論じた作家評論本はこれが世界初。アメコミ・ヒーロー映画の観点のみならず、宗教映画やデジタルシネマの観点からもスナイダーの特異性を掘り下げ、その作家像の刷新を図っています。
刊行予定は8月1日、どうぞお楽しみに。
※amazonでの予約も始まりました!
書誌情報
書名:人間から遠く離れて──ザック・スナイダーと21世紀映画の旅
著者:佐々木友輔、noirse
発行日:2017年8月1日
造本:小田原のどか
発行:トポフィル
判型:四六判、ハードカバー(384頁)
定価:2,300円+税
目次
- はじめに──旅の手引き(noirse)
第Ⅰ部 ザック・スナイダー論
1 聖なる映画作家
2 機械仕掛けの生
- 速度の映画について──マン・オブ・スティールに触れる(佐々木友輔)
- ゲームの国のアリス――ゲーム映画試論、または『エンジェル ウォーズ』論(noirse)
3 ザック・スナイダー作品解説
- 人間、ザック・スナイダー(佐々木友輔)
- スローモーション・オブ・ザ・デッド──『ドーン・オブ・ザ・デッド』(noirse)
- 筋肉はサヴァイブする──『300〈スリーハンドレッド〉』(noirse)
- 発光体について──『ウォッチメン』(noirse)
- フォースは砂嚢に宿る──『ガフールの伝説』(佐々木友輔)
- 千の顔を持つ英雄──『エンジェル ウォーズ』(佐々木友輔)
- 否認する男たち──『マン・オブ・スティール』(noirse)
- アルテミシアの光と影──『300〈スリーハンドレッド〉~帝国の進撃~』(佐々木友輔)
- ニューメディア・リアリズムの誕生──『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(佐々木友輔)
第Ⅱ部 二一世紀ハリウッド映画論
4 異世界旅行の先導者たち
- 復路の旅──現代映画のための物語(佐々木友輔)
- ポリフォニック・シネマの方へ(noirse)
- 終わりに──マルチブートの生存学(佐々木友輔)
本書で論じる主な作品
『X-MEN:アポカリプス』(ブライアン・シンガー、2016年)
『君の名は。』(新海誠、2016年)
『ゴーストバスターズ』(ポール・フェイグ、2016年)
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(ルッソ兄弟、2016年)
『10クローバーフィールド・レーン』(ダン・トラクテンバーグ、2016年)
『ドクター・ストレンジ』(スコット・デリクソン、2016年)
『ハドソン川の奇跡』(クリント・イーストウッド、2016年)
『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影「シャドウズ」』(デイブ・グリーン、2016年)
『ラ・ラ・ランド』(デイミアン・チャゼル、2016年)
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(ジョス・ウェドン、2015年)
『エクス・マキナ』(アレックス・ガーランド、2015年)
『X-MEN:フューチャー&パスト』(ブライアン・シンガー、2014年)
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(ダグ・リーマン、2015年)
『オブリビオン』(ジョセフ・コシンスキー、2014年)
『トランスフォーマー/ロストエイジ』(マイケル・ベイ、2014年)
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、2014年)
『ブラック・ハッカー』(ナチョ・ビガロンド、2014年)
『アフター・アース』(M・ナイト・シャマラン、2013年)
『her/世界でひとつの彼女』(スパイク・ジョーンズ、2013年)
『アベンジャーズ』(ジョス・ウェドン、2012年)
『リヴァイアサン』(ルーシァン・キャステーヌ=テイラー、ヴェレナ・パラヴェル、2012年)
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(マイケル・ベイ、2011年)
『ミッション:8ミニッツ』(ダンカン・ジョーンズ、2011年)
『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』(ジョー・カーナハン、2010年)
『アバター』(ジェームズ・キャメロン、2009年)
『G.I.ジョー』(スティーヴン・ソマーズ、2009年)
『アイアンマン』(ジョン・ファヴロー、2008年)
『ダークナイト』(クリストファー・ノーラン、2008年)
『トランスフォーマー』(マイケル・ベイ、2007年)
『デジャヴ』(トニー・スコット、2006年)
『レディ・イン・ザ・ウォーター』(M・ナイト・シャマラン、2006年)
『エレファント』(ガス・ヴァン・サント、2003年)
『タイタニック』(ジェームズ・キャメロン、1997年)
『エンド・オブ・バイオレンス』(ヴィム・ヴェンダース、1997年)
『ロスト・ハイウェイ』(デヴィッド・リンチ、1997年)
八王子Short Film映画祭セレクション上映(異類婚のエスノグラフィー)
八王子Short Film映画祭のセレクション上映が、ニュー八王子シネマのイベント最終日に開催されます。昨年、同映画祭で審査委員特別賞をいただいた『異類婚のエスノグラフィー』(佐々木は脚本を担当)の上映もありますので、近くにお住いの方はぜひご覧ください。
八王子Short Film映画祭セレクション上映
2017年4月2日(日)
第1部 開場:13時半 開演:14時
第2部 開場:16時半 開演:17時
会場:ニュー八王子シネマ シネマ3(3F)
東京都八王子市横山町13-4
◆ 第1部 開場:13時半 開演:14時
『テイク8』『ファーザー×ファーザー』『エンドロールを撮りに』『結婚騒選挙』『異類婚のエスノグラフィー』
◆ 第2部 開場:16時半 開演:17時
『悪しき客人』『Kinky Love』『不旋律のソナタ』『だんらん』『I’m your daughter.』
料金:1日パス1,500円(午前上映イベント&第1部・第2部通し)
第1部のみ、第2部のみは各1,000円 ※それぞれ当日券のみとなります。