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揺動メディアについて。場所と風景と映画について。

2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

揺動映画の誕生 ガブリエル・ヴェールと揺動映画の歴史

映画の歴史について語るとき、最初に必ずと言って良いほど登場してくるのがリュミエール兄弟『工場の出口』と『ラ・シオタ駅への列車の到着』の二作である。では、「揺動映画史」なるものを書いてみようとしたときに、この二作に匹敵するフィルムが存在する…

揺動メディア論 イントロダクション

1 安易な手ぶれ映像 映画批評や感想サイトなどでしばしば見かけるのが、「安易な手ぶれ映像」というような言葉である。このことは、「安易な固定映像」という言葉を見かけることがないことと併せて、手ぶれ映像の置かれた状況を象徴している。手ぶれ映像を語…