チャールズ・ビナメ『Cyberbully』2011年
ABCファミリーとセブンティーン誌の共同製作による、ネット上でのいじめを題材にしたドラマ映画。17歳の誕生日を迎えた少女テイラーが、プレゼントされたノートパソコンでSNSに登録するが、コメントで誹謗中傷に晒され、学校でも孤立し、精神を病んでいく。
自殺未遂をしたテイラーがサポートグループの助けによって立ち直り、いじめ加害者に許しを与え、共にいじめを醸成する空気に立ち向かう後半は、作り手の視聴者に対する啓蒙的な意識が感じられるが、いささか牧歌的に見える。