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揺動メディアについて。場所と風景と映画について。

第7回恵比寿映像祭 惑星で会いましょう


恵比寿映像祭

 

第7回恵比寿映像祭 惑星で会いましょう[展覧会]

日時|2015年2月27日(金)-3月8日(日)
   2015年2月28日(土)13:45-14:45(ラウンジトーク)
会場|ザ・ガーデンホールほか

第7回恵比寿映像祭に、過去に制作した二つの作品を再構成した新作《Asphalt + Camera-Eye Myth – The Ride》および《Asphalt + Camera-Eye Myth – The Code》を出品します。展示場所は恵比寿ガーデンプレイス内の「ザ・ガーデンホール」。2月28日13時45分からはラウンジトークがおこなわれます。

 

さきほど、ほぼ設営が完了しました。

いつもの上映会形式ではなく展示であるということや、作品全体の情報量の多さに、最初は少々戸惑うかもしれません。映像は20分のループですが、ほんとうは1周以上見てもらうのが理想です。できればゆったり構えて映像が自分のリズムに馴染むまで見続けてもらえたらと思います。細部を凝視するよりも、気を散らしながら全体を漠然と眺めてみるのがポイントです。

 

私にとっては、おそらく卒修展やfloating view以来の大掛かりな展示でしたが、映画祭のみなさまの尽力により当初のイメージ通りの展示空間が実現しました。また、こうして展示をしてみて、あらためて音楽の田中文久さん、朗読の菊地裕貴さんの魅力的な音と声を確認することができました。さらに展示作品の原型となった「Camera-Eye Myth」を連載させてくださったneoneo webの萩野亮さん、そこで素晴らしいキャラクター・デザインを提供してくださった門眞妙さん、本作をつくる上でたくさんのヒントを与えてくださった書籍版『土瀝青』の著者のみなさまと共編者の木村裕之さん、他にも様々な立場で関わってくださったみなさまに感謝します。『夢ばかり、眠りはない』の頃から続けてきた〈風景映画〉および〈場所映画〉も、ここでいったんひと区切りかな、と思っています。

もしかしたら今回を逃すと二度と再現できないかもしれないこの《The Ride》、会期は短いですがぜひこの機会にご覧ください。